耳の症状
耳が痛い
外耳炎・中耳炎など
外耳炎は触ることができないほどかなり痛くなることがあります。
かゆくて掻いていたらだんだん痛くなってきた、過剰にさわってしまうと細菌感染をおこします。
鼻かぜのあと急性中耳炎になることがあり、痛み・聞こえが悪い・熱が出るなどの症状があります。
耳がかゆい
耳あかがたまっていたり、湿疹ができていたりするとかゆくなることがあります。
湿疹ができると黄色い浸出液がでて固まってしまうことがあります。
かゆくて強く掻いてしまうと外耳炎となって痛くなることがありますのであまりさわらないことが必要です。
聴こえにくい
耳あか・中耳炎・突発性難聴など
突発性難聴とはある日突然聞こえが悪くなる病気です。
はっきりとした原因は分かっていません。めまいを伴うこともあります。
早めに治療を始めることが重要です。
耳鳴りや音がする
病的な耳鳴りには難聴がかかわっていることもあり治療が必要な場合もあります。
あまり長期にほっておかず早めに受診しましょう。
耳から膿が出る
急性中耳炎・慢性中耳炎など
耳が痛くなって耳だれが急に出ることがあります。
急性中耳炎のことが多いです。鼓膜がパンパンに腫れて自然に鼓膜に穴があいてしまった状態です。
耳だれが止まれば、あいた鼓膜の穴は閉じることもありますが、中耳炎を繰り返すと鼓膜の穴が閉じにくくなってしまいます。
鼓膜の穴が残ってしまっている状態が慢性中耳炎です。
この場合、耳は痛くならずに突然、耳だれがでます。
いずれにしても中耳炎の原因は鼻炎・副鼻腔炎など鼻が原因です。
自覚はなくとも鼻の治療も同時に行わないと根本的には治りません。
耳あかがたまる
耳あかは乾性耳垢と湿性耳垢と種類があります。
自分で耳掃除をするときは毎日やる必要はありません。
1週間~2週間に1回で十分です。
それでも気になる、お子さんの耳が心配、ありそうだけど取れない場合は耳鼻科でとりますので、お気軽に耳あかだけでも取りにご来院ください。
鼻の症状
鼻汁がのどにたれてくる
慢性副鼻腔炎いわゆる蓄膿症で生じる症状です。
後鼻漏といいます。
鼻とのどの奥にたまったり、のどに流れ込んで痰がからむような感覚があります。
早期治療が大事です。治療には数か月~1年かかることもあります。
当院では内服治療と鼻咽腔治療(6スポット治療)を行います。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり
アレルギー性鼻炎の三大症状です。
どれか一つでもあるとイライラしたり、集中力がかけてしまい学校の成績に影響します。
口呼吸がしにくいため口が常にあいている、いびきがある、鼻をこするなど気になれば治療を始めましょう。
重症の場合、顔や体の骨格成長にも影響します。
鼻が痛い
鼻の入り口にできものができて痛い・鼻の奥が痛い・ズキズキ・ひりひりするなど。
鼻の入り口の感染や鼻炎が原因となります。
鼻が乾燥して痛むこともあります。
頬が痛い
急性副鼻腔炎
頬に副鼻腔という空間があり、細菌感染すると膿がたまってしまいます。
頬が痛い・重い・発熱することもあります。
匂いがよく分からない
嗅覚障害といいます。味覚障害も伴うことがあります。
鼻かぜで鼻がつまり、鼻水がでて匂いがわからないこともあります。
ただの鼻かぜでも嗅覚障害だけずっと治らないということもありますので放置せずに早めに治療しましょう。
当院では一般的な抗生物質・点鼻薬以外に漢方やキセノン光線療法を治療に取り入れています。
鼻がにおう
自分の鼻の中が臭いにおいがする。
急性副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状です。
頭痛・片頭痛
副鼻腔炎によって頭痛が生じることがあります。
眉と眉の間、前頭部・側頭部・頭頂部・後頭部など副鼻腔の炎症により痛みの箇所が違います。
副鼻腔炎の治療として内服をしてもらうとともに当院では6スポット治療により頭痛の場所を塩化亜鉛の薬がついた綿棒で刺激・炎症を抑制し頭痛を治していきます。
こめかみがズキズキ痛くなるような片頭痛も同様に鼻の中の片頭痛の原因の場所を綿棒でこすることにより、症状が消失します。
即効性に効果のでる方もいます。
副作用はありませんが最初はかなりの痛みを伴います。
しかし根気よく集中的に治療を継続することが必要です。
トリプタノールなどの片頭痛薬は使いません。
のどの症状
のどが痛い
扁桃炎・咽頭炎・喉頭炎
細菌性・ウイルス性のものがあります。
のどに違和感がある
軽い扁桃炎、咽頭や喉頭腫瘍など。
胃食道逆流症(逆流性食道炎)など。
咳が出る
かぜ、喉頭炎、気管支炎、アレルギーなど。
痰がからむ
気管支炎・副鼻腔炎など
副鼻腔炎で後鼻漏(鼻汁がのどに流れる)があると痰がからむようにのどで鼻汁がからんでしまいます。
実に不快な症状です。
味が分からない
体のミネラル成分(亜鉛や鉄分など)が不足すると味覚障害となります。また、嗅覚障害にともなって味覚障害も生じることがあります。
頭部外傷後原因不明に起こることもあります。
声が出にくい
喉頭炎・声帯ポリープ・喉頭腫瘍など
かぜや声の使い過ぎで声がかすれてしまうことがあります。
声帯は喉頭内視鏡で観察します。
デジタル画像でその場で確認できます。
品川区在住の40歳以上の方でしたら、区の指定医療機関となっていますので喉頭がん検診を行うことができます。
タバコ喫煙歴が長い方、家族にがんの既往のある方、声のかすれで心配な方はお気軽にご相談ください。
診察料は区の補助があるため、500円となります。
場合により治療や処方が必要な場合もありますので必ず保険証をお持ちください。
めまい
ぐるぐる回転するめまい
自分自身や周囲が回転しているかのようなめまいです。
程度は人それぞれですが、吐き気・嘔吐を伴うことがあります。
耳には平衡感覚をつかさどる器官がありますので耳鼻科で専門的に診てもらいましょう。
めまいの検査やきこえの検査を行います。
ふわふわ浮動性めまい
地に足がついていないような、ゆらゆらするめまいです。
立ち上がった時のふらつき
起立性めまい、起立性低血圧
高血圧の薬が原因のこともあります。
頭位変換性めまい
朝起きた時、寝るとき、頭を動かすたびに起きる回転性、浮動性めまいです。
耳鳴り・難聴を伴うめまい
耳の症状とともに前後してめまいを生じてしまう病気があります。
何回かめまいを繰り返すこともあります。早めの治療が必要な場合があります。
めまいは様々な原因があります。
一方、原因がわからないこともありますが、いずれにしても早めに相談にいらしてください。
当院ではめまいに対して6スポット治療、キセノン治療も併用しています。
その他
顔の片側が動きにくい
顔面神経麻痺
目が閉じられない、うがいをすると水が漏れる、顔がゆがむなどの症状が突然起こります。
ほかに耳の症状やめまいが伴うこともあります。
重症な中耳炎が原因となることもあります。
早めの治療が必要です。
いびき
体格・骨格、鼻づまり、アデノイド腫大・扁桃肥大などが原因で鼻からのどの空気の通り道が狭いことからいびきが生じます。
睡眠中に息が止まる
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中の10秒以上の呼吸停止。昼間の眠気、集中力低下、夜間の頻尿など。
しこりがある
リンパ節・甲状腺や唾液腺など炎症や良性腫瘍・悪性腫瘍などで腫れることがあります。